【記 録】
[１１日]
中房温泉下の駐車場は満車。道の脇にも車があふれている。ようやくスペースを見つけて駐車し出発。
合戦尾根は初めから急登の連続。北アルプス三大急登とか。あとの二つはどこだろう。烏帽子岳の急登以外はわからない。３０分ごとにベンチがあり、のんびり登っても３時間で合戦小屋についてしまった。
合戦小屋では大きなスイカを売っていた。８分の１で８００円也、ちょっと触手が動いたが止めとくことにする。合戦の頭あたりが森林限界のようで、ようやく高山植物がちらほら咲いている。
ガスの中に小屋の姿を見出だしたら、すぐについてしまった。小屋で宿泊の手続きをしたあと、燕岳を往復する。まだ午前中、やることがないのでひたすらビールを飲む。持って行ったウイスキーも夕食前には空になってしまった。
[１２日]
夜は満天の星。朝、日の出を見て出発。小屋の人に聞いたら東山乗越のコースは健脚向きで８時間かかると脅かされる。｢まあいいか、のんびり行こう｣と高山植物を撮影しながらぶらぶら歩く。
北燕岳を過ぎると登山者が極端に減り、他に２パーティーのみ。駒草の大群落やシナノキンバイ、イワキキョウなど高山植物が咲き乱れている。
東山乗越の下降点からは急な下りが続き、樹林帯の歩きにくい道となる。東山乗越で小休止し、沢沿いの道を下る。このあたりにはソバナやマルバダケブキ、オオバギボウシなど稜線とは違った花が私たちを迎えてくれる。
北燕沢で、珈琲タイムのあと、一路中房温泉に向かう。 |
